給食サービスとなった社食で得られるメリットとは何か

日本は労働者に対して、非常に手厚い福利厚生サービスを用意する企業が多く存在をしています。1979年に制定をされた労働基準法がその起因となっており、事業者は必ず労働者に対して福利厚生サービスを提供しなくてはいけません。その種類は約50項目以上となり、厚生年金から共済年金そして社食も含まれています。働く方々の生活支援という位置づけとなり、企業の規模に関わらず必ず実施をするのが義務です。

ここではこのうちの社食に注目をして、概要を解説していきます。まず社食が日本ではじめて誕生したのは、1970年の高度成長期の頃です。この時代は東京五輪や大阪万博などの大きなイベントが控えており、各地でたくさんの方々が業務についていました。長時間労働となるのですが、昼食を会社側が用意をすることで働く意欲を養っていたのです。

当時は炊き出しというスタイルで、おでんや雑炊程度の軽食でした。1980年からは企業のビルの一部に食堂を用意して、給食のスタイルとなります。そして2000年以降になると食堂ではなく、宅配会社による給食配給サービスへと進化を遂げました。外部委託をすることで高品質なメニューを提供ができるようになり、さらに栄養価をしっかりと考えたお料理を食べられることで、一気に全国へとサービスは拡大をします。

給食サービスのメリットは管理栄養士の監修のお料理で、自社で調理スタッフ・食材を購入する必要がなくなるということです。